無意識にこだわりすぎて、どっと疲れることがあるんだよね…
そうそう。いつの間にか疲れてること、昔はよくあったよね。
「こだわりが強い」って褒め言葉なのでしょうか?
ネガティブなイメージで捉える人もいるかもしれません。
今回は、
といった方に向けて記事を書きました。
「こだわりが強い」という言葉にはポジティブ、ネガティブのどちらの意味も含まれています。
できればこだわりの強さをプラスに活かしたいですよね。
記事では、こだわりが強い人の心理的背景や長所・短所を解説しています。
長所をいかす方法についても触れているので、こだわりすぎて行きづらさを感じている人はぜひ参考に生きやすい道を見つけてくださいね。
記事のポイントは次の通りです。
それではポイントについて詳しく見ていきましょう。
「こだわりが強い」はいいこと?悪いこと?
「こだわりが強い」という言葉に対して、みなさんはどんなイメージをもつでしょうか?
僕が思いつくのは”職人さん”って感じかな?あとは”頑固そう”とか?
「こだわりが強い」という言葉にはポジティブな意味合いと、ネガティブな意味合いの両方が含まれています。
「こだわりの一品」といったときは、「妥協せずに追求されたもの」といったイメージを抱きますよね。
ただ、「こだわりすぎだよね…」といった場合は、「気にしすぎ」「難癖が多い」といったネガティブなイメージになりがちです。
「こだわりが強い」という言葉には良い・悪いの両方の意味があるといえます。
本来はネガティブなイメージで生まれた言葉みたいです。
こだわりが強い人の心理とは
なぜこだわりが強い人、そうでない人がいるのでしょう。
こだわりが強い人は特徴的な心理傾向をもっています。
こだわりが強い人には、
という3つの心理的背景が。
それぞれどういった心理なのか詳しく解説します。
自分の満足を大事にしている
周囲の評価を気にして言動を選択している人も少なくないでしょう。
僕もそういう傾向が強いと思います。ただ頑固とこは頑固ですけど(汗)
数による「正しさ」や「間違い」、「どう思われるか」よりも「自分の満足」を貫くことで生み出せる成果もあります。
クリエイティブに新しいものを生み出す人は「こだわりが強い」場合が多いかもしれません。
「我が道を行きたい」という欲求がこだわりに表れているのです。
自己肯定感が高い
「自己肯定感」という言葉はよく耳にしますよね。
自己肯定感の高さもこだわりの強さに関係しています。
ちなみに自己肯定感って「ありのままの自分を受け入れている感覚」のことを言います。
これまで得た知識や技術に自信があり、さらに成果を褒められた経験があると「自分のやり方がいい」とこだわりを見せることがあるのです。
良い・悪いは別として、自分が努力して得た経験を大切にしているといえるでしょう。
自己肯定感が低い
自己肯定感が高い人もこだわる、低い人もこだわりが強いの?
自己肯定感は真逆でも、結果的にこだわりに繋がってしまうことがあるんだよ。
自己肯定感が低い人は「ありのままの自分を認められない状態」にあります。
そのため、周りの評価や他人の言動に行動を左右されがち。
とくに失敗を指摘される、低い評価を受けることに不安を感じやすい傾向にあります。
そのため、「失敗しないためのこだわり」を見せることがありるのです。
僕も昔はその傾向が強かったです。不健全な完璧主義でした…。
こだわりが強い人の特徴6つ
こだわりが強い人の心理的背景を解説してきました。
ここではこだわりが強い人の考え方や行動の特徴について、6つに分けて解説します。
こだわりが強い人の特徴は次の通りです。
周りに流されず「自分らしさ」を大事にする
周りに流されないことは、こだわりが強い人のポジティブな面と言えます。
どうしても周りの評価は気になるもの。
周囲の評価を気にしすぎて、自分がしたいことを見失う人がいるなかで、「自分らしさ」を優先できるのはメリットでしょう。
ただ今模索中です。「自分らしさ」にこだわれるって素敵だなって思います。
ただ、自分を貫くことで生まれるデメリットもあります。
融通がきかず、周囲と衝突しやすいといったことがあげられるでしょう。
こだわりは無意識
こだわりが強い人は自覚がないことが多いです。
はい、自覚ありません。でも周りからはよく言われるし、いつの間にか疲れてます。
こだわりは気質のようなもので、意識してできることではありません。
「つい気になってしまう」「気が済まない」といった感覚的なもので、やめるのも難しいのです。
無意識なこだわりが高い成果を生むこともありますが、いつの間にか疲れがたまっていたり、人との食い違いを生んだりすることもあります。
協調性に欠ける部分も
自分のやり方を貫く、こだわりの強い人は「協調性がない人」と見られる場合もあります。
自分のやり方を変えるのが苦手で、他者の意見をなかなか取り入れられないためです。
自分を貫けるのは素敵ですが、人間関係を考えると辛い思いをすることもありそうです。
周囲の人もこだわりの強さに、接しづらくなっているケースもあるでしょう。
「完璧」にこだわる
僕も時間と労力を惜しまず、とことん仕事してました。
こだわりの強い人は自分が納得いくまでとことん追求する傾向が強いです。
完璧主義者と同じような性質があります。
完璧にこだわるがゆえに、求められている以上の成果を出せることもあるでしょう。
ただ、そのぶん無理をしすぎて疲れたり、体調を崩したりする場合もあります。
健全・不健全な完璧主義についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【しんどい】仕事で完璧主義な人は辛くなる?仕事で完璧主義を活かす方法8つ – AGO-LIFE (agora-mentalhealth.top)
興味のあることをとことん追求できる
興味のあることに情熱を注げるのも、こだわりが強い人の特徴です。
「健全なこだわり」を発揮している状態と言えるでしょう。
「興味」×「こだわり」は大きな強みになります。
興味をもってこだわれるからこそ、継続できるし質の高いものが生まれるんですよね。
興味をもってとことん追求していたら、いつの間にか仕事になっていたなんてことも。
人一倍こだわる気質が、人並み以上の成果を生み出すのです。
細かいところまで気を配れる
細部に気を配れるのもこだわりが強い人の特徴です。
他の人が気付かないような細かな部分まで気を配るため、集団の中で重宝されることもあります。
細かい部分までこだわれるタイプの人も集団では必要なんですよね。
ただ、「細かすぎる」とネガティブな印象を抱かれる場合もあり、人間関係に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。
「こだわり」をどのような形で発揮するのかは大事かもしれませんね。
「こだわりが強い」のメリット・デメリット
こだわりが強い人の特徴を解説してきました。
何となくメリットとデメリットもわかったのではないでしょうか?
ここでは、こだわりが強いことのメリット・デメリットについてさらに深掘りしていきます。
メリットをいかし、デメリットに気を付ければ、健全なこだわりを発揮できるはずです。
こだわりが強い人はぜひメリットをいかしてくださいね。
「こだわりが強い」のメリット5つ
こだわりが強いことのメリットは次の5つです。
高い目標や強い信念をもっている
こだわりが強いゆえに自然と目標が高くなります。
また、「必ず達成する」という信念が人一倍強く、時間や労力を惜しまず努力ができるのです。
納得できるまで妥協しない姿は、周囲の人に魅力的に映ることもあるでしょう。
熱心に努力できる人は魅力的だし、高い成果も出しそうですね。
地道に続けられる
コツコツ継続するって意外と難しいものです。
途中でつまづいたり、成果がでなかったりするとやめたくなりますよね。
でも、こだわりの強い人はとことん追求したい気持ちがあるため、面倒なことでも乗りこえながら続けやすいのです。
僕もそのタイプかも。Twitterもブログもかれこれ3年近くになります。
ひたすら継続することが必ずしもいいこととは限らないものの、途中でやめてしまったら成果は0です。
粘り強く継続できるからこそ、得られる成長や成果があるでしょう。
生み出すもののクオリティが高い
向上心が強い「こだわりのある人」は人一倍知識やスキルを豊富にもっています。
「成長したい」「達成したい」という気持ちの強さが、結果としてクオリティの高い成果物を生み出すのです。
自分ではそうでもないのに「クオリティ高い」と褒められたことが結構あります。
目標を達成するために資格の勉強やスキルの向上になんなく取り組めるため、どんどんステップアップしていく傾向にあるでしょう。
独自の世界観をもっている
職人やクリエイター、研究者などはまさに「こだわりが強い人」というイメージがあるかもしれません。
こだわり抜いている職人さんなんか、かっこいいな~って思います。
テレビなどで職人さんやクリエイターの方がこだわりについて話しているのを見たことはありませんか?
「ここまでやるの?」と驚かされることも多いはず。
強い信念が独自の世界観をつくりだし、簡単には到達できない領域で高い成果をあげられるのです。
周囲から頼られることも
こだわりをもって努力し、高い成果を出せる人は周囲にどれくらいいるでしょうか?
おそらく、全員がそうなろうと思ってもなかなか難しいはずです。
こだわりの強さで悩んでいる人も、必ず活躍できる環境がありますよ。
そのため信念の強さや粘り強さ、細かな気配りは周囲から頼りにされることもあるでしょう。
こだわりの強さは人間関係に負の影響も与える反面、うまく発揮できると周りからの信頼を得られます。
「こだわりが強い」のデメリット3つ
こだわりの強さがデメリットになる場合もあります。
デメリットを自覚して、改善できればメリットだけをいかせます。
ぜひデメリットも把握して、良い部分をいかしましょう。
「こだわりが強い」のデメリットは次の通りです。
柔軟さに欠ける
柔軟さに欠けることは「こだわりが強い人」のデメリットとなります。
自分を貫くがあまり、他人の意見に耳をかしづらい一面も。
「頑固だよね」って言われることがよくあります。
また、良くも悪くも極端さをもっていることが多く、折衷案を出すことが苦手な一面もあるでしょう。
柔軟さに欠ける一面が人間関係を難しくするというデメリットがあります。
他人からの口出しが苦手
こだわりが強い人は他者から指摘を受けたり、ルールに縛られることが苦手な場合があります。
柔軟性に欠ける部分と通じますが、自分の信念が強いがあまり他者からの口出しに強いストレスを感じることも。
本当は柔軟に受け入れたいんですが…自分の意見を優先しちゃうんですよね。
自分のペースを大切にしているため、物事を思い通りに進められないときもフラストレーションを溜めてしまうのもデメリットです。
対人関係に悪影響が出る場合も
こだわりの強さや柔軟性のなさが対人関係に悪影響を与えてしまう場合もあります。
対人関係が悪くなると、こだわりが強いメリットが発揮されづらくなるでしょう。
一人で完結する仕事ならいいんですけど…なかなかそうもいきませんよね。
また、こだわりの強さを周囲の人にも求めてしまうこともあります。
思った通りに動いてくれない人に対してストレスを感じ、厳しく接してしまうとさらに人間関係に亀裂が入ってしまうでしょう。
こだわりの強さの長所をいかす方法
こだわりが強い人のメリットとデメリットについて解説してきました。
いつもこだわりすぎて辛くなってしまうんだけど、どうしたら長所をうまくいかせるの?
こだわりの強さのメリットをいかすには、いくつかコツがあるよ。
ここではこだわりが強い人が能力を存分に発揮するためのポイントを、4つにわけて解説します。
ぜひ意識して、こだわりの強さを強力な武器に変えていきましょう。
長所をいかすポイントは次の通りです。
ポイントをおさえて、こだわりをうまく活かしていきましょう!
「こだわりの強さ」を自覚する
こだわる点というのはそれぞれ違うもの。
まずは自分がどんなこだわりをもっているのか自覚することから始めましょう。
自分のこだわりを知ることで、強みとなる環境を見つけたり、他者への押しつけを防いだりすることに役立ちます。
こだわりの強さは次のような見つけ方があります。
僕は「男なら正社員」というこだわりがありました。今では不要なこだわりとして手放しましたが。
指摘されて納得のいかないこともあると思います。
また、夢中になれること、誰にも邪魔されたくないこともあるのではないでしょうか?
そこに「なぜそうなのか?」という質問を繰り返し投げかけることで、自分のこだわりが見えやすくなります。
といった具合に自分の思考に「なぜ?」で繰り返し深めていきましょう。
必要なこだわりだけ使う
前項で、「できる人でいなければならない」というこだわりを例として出しました。
ひとつのこだわりではありますが、「不健全なこだわり」とも言えます。
「できる人でいなければならない」というこだわりは、他者の評価を気にさせ、自分に余計なプレッシャーを課します。
昔は自覚ないままにこだわっていた気がします。常に他者を気にして本来の自分でいられなくなるんですよね。
自分のこだわりを自覚したあとは「必要なこだわり」と「不必要なこだわり」を仕分けて、後者は手放していきましょう。
不必要なこだわりも「なぜ?」使って深めたうえで、本当に自分にとってプラスな価値観か考えてみてくださいね。
ちなみに不要なこだわりを捨てるために参考になったおすすめ書籍を載せておきます。Kindle Unlimitedで読めますよ。
他人の意見は「いったん」受け止める
こだわりの強い人は、他人の意見を受け止めづらいというデメリットがあります。
自分の信念を貫けることは素敵なことですが、他者を受け入れる姿勢は人間関係の面では大切です。
「受け入れるのは苦手」ということを前提に、「いったん受け入れる」ことを意識しましょう。
感情的には否定したくなるかもしれませんが、「そうかもしれない」といったん受け止めるポーズをとるだけでもOKです。
大事なのは「受け入れる姿勢を見せる」こと。
本当に意見を取り入れるかどうかは、あとで判断すればいいのです。
いったん受け止める姿勢を見せることで、相手も「聴いてくれた」という感覚をもちやすいでしょう。
こだわりは自分のために使う
こだわりをもつことで質の高い成果をあげることができます。
こだわること自体は長所にもなりますが、周囲の人への押しつけになっていないか注意が必要です。
自分がうまくいった方法なんかは、つい人に伝えたくなってしまいますよね。
ただ、必要なこだわりはまず自分のために使いましょう。
価値観の違う他者にとっては「面倒」「そこまで求めてない」と反発を受けることも。
必要なこだわりを自分に使って成果をあげていく、そんな姿を周囲の人に見せるくらいがちょうどいいでしょう。
偏った価値観を変えていく
「嫌われたくないから意見を言わない」
「失敗している姿を見られてはいけない」
といった不安からくるこだわりは、生きづらさにつながってしまいます。
不安からくるこだわりは、育ってきた環境なんかが関係してるので根深いものです。
「なぜ?」という問いを繰り返して、不必要なこだわりが自覚できたら少しずつ価値観を変えていきましょう。
価値観を変えるというのは時間も労力もかかる大変な作業で、一人では難しい場合もあります。
協力してくれる人がいると心強く続けられるものです。
手前味噌で恐縮ですが、僕もカウンセリングサービスを開催しています。選択肢のひとつとしてぜひ。
また、自分で本格的な認知行動療法に取り組めるサービスも紹介しておきます。
ストレスに負けないスキルが身につく【Awarefy】こだわりが強い人とどう付き合う?
こだわりの強い本人の特徴やメリット・デメリット、長所のいかし方について解説してきました。
でも周りとしても接し方に困ることがあるんだけど…。
そうですよね。本人だけではなく、周りの人も困ることがあると思います。
ここでは、こだわりが強い人への接し方について解説します。
「こだわりが強い」といっても十人十色。
過度に気をつかう必要はありませんが、うまく付き合うためのコツをおさえてよりいい関係性をつくりましょう。
こだわりが強い人と付き合うときのコツは次の通りです。
相手のこだわりを認める
こだわりは本人が大切にしている価値観でもあります。
こだわりを肯定することは本人の価値観を認めること。
自分を受け入れてくれる人には心を開きやすいのが人間です。
自分のことをわかってくれる人の話は聞きたくなりますよね。
距離感を意識する
距離感を適度に保つこともこだわりの強い人とうまく付き合うコツです。
できる限り距離感を保つことで、相手のこだわりに踏み込まず、自分の意見を否定されることも少なくなります。
こだわりが親密になりすぎると「干渉されている」「否定された」といったネガティブな関係が少なくなるでしょう。
長所を見つけていかす
こだわりは見方によっては長所になります。
周囲がこだわりを強みとして見ることで、必要な場面で力を発揮してもらいやすくなるでしょう。
長所は短所の裏返しです。
短所を長所として周囲が認識することで、お互い適材適所で関わることができます。
こだわりが強い人に向いてる仕事
こだわりが強い人が活躍できる環境があります。
ここではこだわりの強さをいかせる仕事をいくつか解説。
もし、こだわりの強さが生きづらさになっている人は、環境を変えることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
環境を変えたら生きやすさがガラッとかわりましたよ。
こだわりが強い人に向いている仕事は次のようなものがあります。
物事をとことん追求できるため、時間をかけてでも結果を求められる仕事が向いています。
また、細かい部分まで気を配れる長所は、職人やデータ入力、検品など細かい確認が必要な仕事でも人一倍能力を発揮できるでしょう。
僕も現在はWEBライターを仕事にしていて、向いてるかもなぁって思います。
昔よりだいぶ生きやすくなったよね!
こだわりをうまく活かせていない場合は転職など環境を変えることも検討してみましょう。
「自分らしく働きたい」という方はこちらの記事もどうぞ。
【人生変わる】のんびり働きたい人は転職しよう!のんびり屋さんの特徴と向いている職業 – AGO-LIFE (agora-mentalhealth.top)
こだわりの強さを長所としていかそう
記事では、
といった方に向けて、こだわりが強い人の特徴や心理的な背景、いかし方などについて解説してきました。
こだわりの強さは短所にも長所にもなります。
ぜひ記事を参考に、「こだわれる」という強みを発揮して自分らしく生きやすい人生を歩みましょう。
記事のポイントは次の通りでした。
こだわりが強くて悩んでいる人にも、必ず活躍できる場や生きやすい人生はあります。
ぜひ記事を参考に、働きやすい環境や自分らしい人生を探すきっかけにしてもらえると幸いです。
あなたらしい人生を!ではまた別の記事でお会いしましょう。
最後まで読んでくれてありがとう!またね!
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